軽貨物の求人。

求人情報などでよく業務委託という文章を見ます。

車、ガソリン、保険などの経費は自分持ちで、一個いくら一回いくらで仕事をしてくださいという募集です。

軽貨物の世界ではごく当たり前のことで、募集の多い宅配なら単価×個数で1日の売上が決まります。

例えば一個@130で1日100個やれば13,000円が売上になります。

この金額が高いか安いかはやる人の感覚の問題ですが、1日100個こなすのは結構大変です。

それは不在が必ずあるからです。

不在はお金になりません。

特に個人のお客さんは昼間は不在が多く、荷物を配る効率が落ちます。

また、新しいお客さんなどは住所を探すのに時間がかかる場合が結構あります。

近年は表札に名前がないお客さんや、セキュリティーが行き届いてるマンションなどはお客さんのお部屋にたどり着くまで時間がかかったりします。

個数100個という数字は、やってやれないことはないですが、厳しい数字と認識しておいた方がいいです。

また、ネットスーパーの仕事は個数ではなく、一軒いくらになります。

一軒に1個でも5個でも単価は同じです。

時間の制約もあります。

私がいたところは11時スタートで最終便は夜10時です。

その中に1便から10便まで時間ごとに区切られています。

1便以外は時間帯が重複していて、2+3便、4+5便、6+7便、8+9+10便という具合に一緒に積んででます。

各便の正味の配送時間は1時間半です。

その1時間半の中で多くて10軒以上ある場合もあります。

 暑くなるとペットボトルの飲料の注文が増えます。

多い時には一軒で10ケース運んだこともありました。

エレベーターがあるところはまだいいんですが、古い公団の建物などは階段しかないというところもあります。

階段を何往復もして不在ということもありました。

かなりキツイですが、この仕事はお客さんから感謝されます。

私はそれにやりがいを感じてました。

最近の軽貨物の求人を見ると宅配とネットスーパーは常時人手が足りてないようです。